皆さん、こんにちは。
夏本番で暑いですが、お元気ですか?
京都の夏も暑いです
そんな暑い夏の京都の一大イベント、祗園祭
2020年から22年までは山鉾巡行が中止されたり、山鉾への搭乗中止されたりしました。
2023年、今年は例年通り行われています。
そのせいもあってか、今年の人出は2022年を大きく超えたそうです。
さて、ギャラリー洛中洛外には「洛中洛外図陶板」が展示してあります。
☆洛中洛外図陶板について詳しいことはこちらをご覧ください
http://www.rakuchu-rakugai.jp/world/
この陶板には今から約500年前の京都の町の様子が描かれています。
その中に祗園祭の様子も描かれているのです。
山鉾巡行の様子。
鉾の名前を入れました。
どの鉾も現在と同じような形状で、この500年、変わることなく伝えられてきたのかと思うと、感動します。
そして、この場面から今回、注目したのは町の人々。
画面真ん中の傘をさしたお坊さん、早く見に行こうと、急いで、走っている様子です。
そうかと思えば、また別の場面。
どこかのお家に「もう鉾が通ってるよ~」と誘いに行っているような様子が描かれています。
※この2場面共、一番最初に出した絵の中にあります。
どこにあるか、探してみてくださいね~!
祗園祭のはじまりは869年。
その当時、京都をはじめ、日本各地に疫病が流行し、それを鎮めるために行われたと言われています。
その時から無事、家内安全、息災を願って、町の人々がこぞって鉾を見に行ったのでしょう。
それから約1100年たった今、世界中に広がった現代の疫病もやっと落ち着きつつあります。
私も後祭りの鉾を見に行きました。
人が多く、世界中から来られていました。
今も昔も自分や家族、周りの人々の家内安全、健康を願うことは変わりなく
そして、美意識の素晴らしい鉾や山を見ることができる楽しさを
求めて見に行くんだなあと感じました。
後祭で見た「大船鉾」
今年の祗園祭の山鉾巡行はもう終わりましたが、
見てみたい方はまた来年、ぜひ見に行ってみてくださいね~
コメントする