コロナのことで世の中大変ですね
あまり、心配しすぎないようにと思っても、色んな情報が錯綜し。またイベントも次々と中止になっている中、不安にもなりますよね。
一人一人、出来る範囲で注意して、これ以上拡散せず、早く落ち着くことを祈るしかないのですが・・。
そんな中、何か皆さんが少しでもほっとされることをお伝え出来ないか、、と色々店内を見ていたところ・・
こんな作品がありました。
山本雄次さんの「六地蔵壺」という作品です。
片面、3体ずつお地蔵さんが描かれています。
「六地蔵」とは仏教の六道輪廻からきています。
その意味に沿い、一人一人宝珠や数珠など持っておられるものが違います。
この「六地蔵」の由来は852年、小野篁(おののたかむら)という平安時代前期の歌人が桜の大木から六体の地蔵菩薩像を作ったことからきています。
それを現在の京都・伏見区に置いたことからその場所は今でも「六地蔵」という名になっています。
その後、疫病退散を祈願するため、後白河法皇の命により、1156年頃、平清盛が京都の街道口6カ所に六角堂を建て、その六体の地蔵菩薩像を一体ずつお祀りしました。
奈良街道の大善寺・大阪街道の浄禅寺・丹波街道の地蔵寺・周山街道の源光寺・鞍馬街道の上善寺・東海道の徳林庵にあります。
今のような医療機関がない時代、疫病流行は本当に怖いことだったでしょう。
このようなお地蔵さまの力に縋りたいと思う昔の人の気持ちも、今この時、私達も心から共感できますね。
6体のお地蔵様の表情は柔和で見ているとほっとします。
今の疫病も退散してもらえますように・・。
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