今日も現在開催中「内田裕子 陶展」から作品をご紹介します。
・・とその前に、今、放映中の朝ドラ「スカーレット」
皆さん、見ておられますか?
戸田恵梨香さん扮する喜美子が信楽で陶芸家を目指して奮闘するストーリーです。
京都のお隣の滋賀県が舞台で、信楽焼とはいえ、京焼と同じ焼き物が出てくるので、朝ドラ好きの私、今回はより興味しんしんで視聴しています。
今、丁度喜美子が火鉢の絵付のデザインを考えているところです。
私は、はじめ喜美子が土から練って、うつわの生地から作っていくのかと思っていましたが、絵付の方から入ったのでちょっと意外でした。
が、今は、もともと絵を描くことが好きな喜美子が絵付にのめり込んで行く姿に心躍りながら見ています。
喜美子の奮闘も見どころなんですが、私がこれまでで特に印象に残ったシーンは
心仙先生(喜美子の絵付の先生・イッセー尾形さん扮する←これまた味のある役どころ)が笑いながら絵付をしているところを喜美子が見て驚く場面。
その時に先生が、戦時中は戦争画を描かざるを得なかった、、そして戦争が終わっても絵を描けなくなった、、
しかしある時、火鉢に美しい花や鳥や風景が描かれているのを見て、これが戦争が終わったということなんだ、と気付いた。
それからというもの、絵付をしていると楽しくて仕方ない、描いてて笑えてくるんだ、踊りながら描くことすらあると言います。
(細かいところは違うかも知れませんが)
喜美子はそのことを聞いてから、この先生について絵付を学びたいと決心するのです。
私は、ここを見て
なるほど、京焼の歴史にも同じようなことがあったかもしれないな、
時代の流れの中で、一人一人の作り手の方達が色んな思いを持ちながら作品を生み出してこられたんだな、と改めて思いました。
すごく深いところまで描いているドラマだと思いました。
主役の戸田恵梨香さんはじめ、キャストの方々の演技にも引き込まれます。
朝ドラ「スカーレット」これからも楽しみです。
さて、朝ドラの感想はこれくらいにして、
内田裕子さんの作品紹介です。
今日ご紹介するのは・・
「晴れ日和 マグ」
うさぎさんが晴れた日に自転車に乗ったり、風船(気球)に乗ったり、舟に乗ったりしている姿が描かれています。
朝ドラの話ではないですが・・
内田さんが楽しんで描いておられることがすごく伝わってくる作品です。
見ている側も本当に楽しい気持ちになってきます。
自転車に乗るうさぎさん・・
風船(気球)に乗るうさぎさん・・
下の方には
天体観測をするうさぎさん
日の出をバックに船に乗るうさぎさん・・
自分もこの世界に入ってのんびり楽しみたい・・
そんな気持ちにさせられます。
このマグでお茶やコーヒーを飲んだら、どんなに疲れていてもほっと一息、思わず笑みがこぼれてくることでしょう。
内田裕子作 「晴れ日和 マグ」Φ7.5×H8㎝ ¥14,000(税別)
何年か前ですが、当店HPのインタビュー記事がありますので
内田さんのうつわ作りへの思いをより知りたいと思われる方はこちらを読んでみて下さい。↓
内田裕子さんインタビュー