前回の続きです。
本法寺には二つの庭があります。
一つは本阿弥光悦が作庭したと言われる庭「巴の庭」。
と・・その前に
この庭を作庭した「本阿弥光悦」という人は本当にすごい(゜д゜)人なのですね~
この本法寺が本阿弥家の菩提寺だったということもあり、本法寺には光悦作の茶碗があり、蒔絵箱があり、能面まであり・・
いったい、どれだけのものを作る人?と思ってたらお庭までデザイン・・・才能がありすぎる
そのほか書に茶の湯に・・とその才能はあらゆる芸術に発揮され、その作品はいまや国宝に指定されているものも。
琳派の祖とも言われ、鷹峯に芸術村を作ったことでも知られています。
もともとは刀剣鑑定をする家に生まれ育ったそうなので、刀剣という工芸から幼い頃より審美眼が養われたのでしょうか?
江戸時代にこれだけの芸術の才能を発揮するには、恵まれた裕福な環境にあったといえど、よほどの向学心・好奇心・探求心、そして行動力がなければならず、そして何と言っても美的センスが天才的にあった方だったんでしょうね・・
また思うに俵屋宗達の絵に書を入れた作品など今でいうコラボ作品を多く作ったり、後年鷹峯に色々な芸術家を呼んで芸術村を作っていますが、人とのコミュニケーション能力も相当長けていたのではないかと・・
自分が渦の中心となって周りを巻き込んで芸術を深め高めていったんでしょう。
この方の人生をより深く知りたくなってしまいました
さて本題。
この巴の庭は枯山水庭園。三つの築山を巴の形に置かれたところからその名の由来があります。
そしてもう一つ。
「日」(にち)の形の石と
季節になると「蓮」が咲く池(今の季節は咲いていません、残念(>_<))
二つ合わせて「日・・蓮」(にちれん)・・!( ・_・;)ばんざ~い(って違う?)
このお寺の宗祖「日蓮」の名にちなんでいます。
光悦さんは遊び心も多いにあった人ということなんでしょうね。
本阿弥光悦のことばかり話して本法寺のことは少しになってしまいました。。
今日は結局一つの庭しか紹介できず・・
続きは次回に
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