奈良へ ①今井町前編

皆さん、こんにちは☆

私は先日奈良へ行ってきました。

なぜ奈良かというと

近場で旅行に行こうということになり、夫が「奈良に行きたい」と言ったからです。

奈良は小学生のころ遠足で、それから十代のころに観光に行ったきりでした。

大人になった今、お寺や神社が沢山ある奈良もいいかも~♪となり行くことになりました。

 

さて一日目。「どこに行こうかな~」とネットで探したところ、橿原市に「今井町」という観光スポットを見つけ、ここに行くことにしました。

(夫は奈良に行きたいと言ったものの、特にどこに行きたいとかは無かったようですcoldsweats01

 

ナビの言うとおりに行きましたが、くねくねと道を曲がり、なぜこんなに細い道を曲がっていくの?と不思議に思いましたが、あとでこの町の歴史を知ってその訳がわかりました。

ここは城塞都市で攻め込まれることを防ぐために道が入り組んでいるのです。

そもそも今井町は今からおよそ500年前、本願寺坊主の今井兵部卿豊寿によって称念寺が建立されたことからできた町。

家屋は重要文化財を含め約700棟あるそうですが近世以前の建物がこれほどまとまってあるのは日本国内ではここだけだそうです。

豊田記念館1.JPG

 

この今井町の中で 一番最初に行ったのがここ「紙半 豊田記念館」

ここは豊田本家に伝わる歴代当主が収集した江戸時代からの古美術品・古文書・生活用品などを展示した記念館です。

 

 

 

 

豊田記念館2.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

展示品は見事な漆器や着物があり、陶磁器の中には京焼もありました。

 そして、生活用品の中にこんなものがあるのを見つけました。

(許可を得て撮影させて頂きました)

なんか、見たことある!と思ったら‥

いずめ.JPG

 

 

 

 

当店、ギャラリー洛中洛外展示の「洛中洛外図」の中で見たことあったのです。

よく見てください、

 

洛中洛外いずめ1.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右上、緑の服のお母さんと赤い服の赤ちゃんが見えますね。

ズームアップ!

 

洛中洛外いずめ3.JPG

そうです、これは「いずめ」です。

これはわらで編んだ保育道具。

農作業などで赤ちゃんをずっと見ていられない父母が田の脇などに置いて、この赤ちゃんを入れて時々見に行きます。

これが描かれたのは「安土桃山時代」ですが、江戸時代にあったものがすでにこの時代で

使われていたのですね~。

いわばベビーベッドみたいなものでしょうか?

動かないベビーカーかな?

離れてても赤ちゃんの顔を見られるのがいいですね。

 

思いがけないものを見つけて楽しい気持ちになりました。

ここ、紙半豊田記念館は丁寧に案内して下さる方もおられるのでぜひ、おすすめですよ。

また一人300円払えば中を見せてもらえるだけでなく、車を置かせてもらって今井町を散策できます。

私たち(あ、夫と私です)も車を置いて今井町を散策することにしました。

(次回へ続く)

 

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