皆さん、こんにちは。
ギャラリー洛中洛外のスタッフです。
ギャラリーには陶額コーナーがあります。
板状の陶磁器を額装したものが陶額です。
色んな種類のものがあるのですが、
このように源氏物語をテーマにしたものもあります。
この、源氏物語の陶額を色々見ているとこんな陶額がありました。
これは源氏物語第21帖「少女」を題材にしたもの。
光源氏が、新嘗祭の五節の舞姫の介添えの童女を選ぼうとしている場面。
なんでも光源氏の前を歩かせてその所作も込みで選ぶとのこと。
どの少女もいずれ劣らぬ美少女でどの子を選んだらよいか困っているそうです‥
今であればアイドルのオーディションかAKBの選抜総選挙(?)かな、と思いましたが、少し違うでしょうか。
結局は身のこなしの良さと落ち着いているというわずかな違いで何人かの童女が選ばれました。
源氏物語が書かれたのは今からおよそ千年前。千年も前からこんなことがあったとは‥。
選ばれた童女は喜んだでしょうね。
京焼にはこのように「源氏物語」を描いたものが数多くあります。
また、ギャラリーに来られた際にはご覧になって下さいね♪
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