こんにちは。
ギャラリー洛中洛外は数寄屋建築です。
建物内の壁も場所によって表情が異なります。
おもに9通りに分けられるので「9つの壁」として順番にご紹介してきました。
今日はその7です。
この奥の部屋がお茶を飲んで休憩して頂く「立礼」の部屋です。
立礼の部屋の壁が第7の壁「 黒聚楽大すさ入引きずり仕上」です。
ここの壁は仁和寺の尾形光琳が建てたといわれている遼廓亭(重要文化財)に似せているそうです。
「藁のアクが2?3年の間に出てきて、黒ずんで一味違った、年を経た壁に成長するのが楽しみである※」と設計士の二村先生はおっしゃっています。
建てられてから2、3年どころか今や20年以上も経っています。
私は建てられた時の状態を残念ながら知りませんが、確かにそういわれるとやや黒ずんでいるような気がします。
時を経ての変化が楽しみ‥なんて、とってもゆったりした言葉ですね。
ギャラリー洛中洛外も壁だけでなく時とともに楽しみに思ってもらえるお店であったら‥と思います。
※引用資料
1993年発行 (株)デルファイ研究所 Architecture Magazine at「数寄屋 九つの壁の冒険と茶室移築の試み」)
第40回 清水焼の郷まつり
2014年10月17日(金)?19日(日)9:30?17:00
詳しくは→清水焼の郷HP
ギャラリー洛中洛外 内覧会
10月11日(土)?16日(木)10:00?17:00
皆さま、ぜひお越しください!
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