こんにちは。
今日も前回の9つの壁の続きです。(ここから見られた方、詳しくは前回のブログを見て下さい→http://www.rakuchu-rakugai.jp/blog/)
このところ、ブログ更新がとどこおりがちの中で久しぶりの連続更新!
実は‥このシリーズを郷まつり内覧会<10月11日(土)>までには完結させようと思ってます。
ということはほぼ毎日更新していくということになります。大変ですが‥がんばります。
少しでも多くの方に見て頂いて、ギャラリーに興味を持ってもらって、郷まつり行こっか、ついでにギャラリーの「9つの壁」を見よっか、ということになると嬉しいですね♪
では、今日は9つの壁その?
2つ目は東玄関から入ったところの床の間の正面の壁。
ここの壁は前回の?の壁のように割れが入っていません。
?の壁↓
ここの壁は「黒聚楽切返し仕上」という方法で塗られています。黒聚楽というのは土の種類です。
日本建築の壁によく用いられる土だそうです。
周りの壁が割れの入った暖かい雰囲気に対しこの壁は床の間という壁にふさわしい空気感があります。
また、床の間の床板は船の板を再利用して使っているそうです。
「船板のよいものは赤杉で造られていて、腐った部分を取って削っていくと、神代杉のような色艶の材が出てくる(※より抜粋)」と、設計士の二村先生はおっしゃっています。
船板なんてまさかの素材ですね。それを床の間の床板に使うなんて数寄屋建築というものは奥が深いです。
ちなみにこの床の間に飾ってある額は妙心寺管長様に書いて頂いたもので「萬来」と書いてあります。
「先客萬来」の「萬来」ですね。この額で皆様をいつもお迎えしています。
それでは第?の壁へとつづきます?
(※1993年発行 (株)デルファイ研究所 Architecture Magazine at「数寄屋 九つの壁の冒険と茶室移築の試み」)
第40回 清水焼の郷まつり
2014年10月17日(金)?19日(日)9:30?17:00
詳しくは→清水焼の郷HP
ギャラリー洛中洛外 内覧会
10月11日(土)?16日(木)10:00?17:00
皆さま、ぜひお越しください!