台風も通り過ぎ、気がつくともうすぐお盆です。
ギャラリー洛中洛外はお盆も休まず、開けています。
里帰りで京都に帰って来られる方、旅行で京都に来られる方、ぜひぜひギャラリー洛中洛外にお越しください。
もちろん、京都在住の方も大歓迎です♪
さて‥ちょっと季節外れの話題ですが、
昨日祗園祭の鉾が出来上がってきました。今年の祗園祭は終わりましたが、来年に飾るためにご注文を頂いた分です。
長刀鉾です。そっくりそのまま‥というわけではありませんが、胴縣の絵柄は長刀鉾のものを模写して描いています。
細かいところまで丁寧に描きこまれ、見ているとお囃子が聞こえそうな祗園祭の情緒たっぷりの作品です。
この作品は陶器だけでは完成しません。
屋根から上の部分、長刀の鉾先の部分はスタッフの手作りです。
緑の部分、「榊(さかき)」という部分はくじゃくの羽根を元に加工されたものを使っています。
一番上の「ほこがしら」は長刀鉾という名前の通り、長刀の部分です。
昔は本物の長刀だったらしいのですが、今は木に銀箔を貼ったものだそうです。
それも銀色の和紙で複製してみました。
長刀鉾の画像を色々見ながら、なるべく本物に近付けるように作りました。(実際作ったのは一番手先の器用なスタッフ。私ではありません。。)
そして、刃先の方向を見てください。この方向にも意味があります。
この刃先が八坂神社と御所に向かわないようになっているのです。
飾って頂く時にはこの角度も重要なポイントです。
さて。。木箱ができたらお納めします。気に入って頂けますように。