こんにちは。ここに書くのも久しぶりです。
毎日ほんとうに暑い日が続きますが、皆様お元気ですか?
私は先日お休みをもらって家族で旅行に行ってきました。
行き先は浜松。浜松餃子を食べたり、浜名湖のうなぎを食べたり、うなぎパイを作っている行程を見せてくれる「うなぎパイファクトリー」も行ったりとグルメも楽しんだのですが‥
←浜名湖のうなぎ。すっごく美味しかったです!やっぱり名産と言われるだけあります。
「うなぎパイファクトリー」前のトラックに乗った巨大なうなぎパイ。記念撮影のスポット。
見学するとうなぎパイをお土産にくれます。
しかしなんといっても印象に残ったのは「浜松城」と「竜ケ岩洞(りゅうがしどう)」
まず、「浜松城」
天に向かってそびえたつ「浜松城」
この石垣は400年前からのもの。浜名湖の石を上下に組み合わせて積む「野面積」という方法で作られています。
「家康くん」キャラクターがいるみたいです。
毎週日曜日には場内をお散歩しているみたいです。
この猛暑の中‥熱中症に気をつけてね、家康くん!
←今気づいたけど、「まげ」がうなぎになってる!
そして音楽の盛んな浜松らしく、袴が鍵盤!
そして、浜松城にたどり着くまでおそろしく長い坂や階段を上ります。
考えてみれば簡単にお城に着けるんだったら、すぐ責められてしまいますよね。
さて、ちょっとふらふらになりながら天守閣に着きました。
1階で映像やパネルなどで浜松の歴史や家康の生い立ちが紹介されているのですが‥
何やら、「ボランティアガイド」という札を下げた方が親子に説明されています。
すぐ横にもう一人そのボランティアガイドとおぼしき女性の方がいらっしゃったので、思いきって声をかけ、ガイドをお願いしました。
すると、にこやかに説明して下さったのですが、その詳しいこと‥。
家康の生い立ちから何度もあった戦いのことなど本当に詳しく一生懸命お話して下さいました。
その時中三の娘と一緒だったのですが、娘も歴史好きなので一生懸命聞いていました。
そのお話の中で印象に残ったことは家康が「臣下をものすごく大切にした」ということでした。
三方ヶ原の合戦は武田信玄と戦い、大敗したという戦。その戦で大切な臣下を多く失い、自らもボロボロになった失意の姿を絵師に描かせ、その絵をいつも持って自分の戒めとしたそうです。
その敵方の武田信玄という人も臣下を信頼し、意見をよく聞き大切にしたそうで、そこに通じるものがあったのでしょうか、信玄亡き後、その臣下を自分の臣下にしたそうです。
普通敵方の臣下を自分の臣下にするでしょうか。いつ寝返るかわからないのに‥
よっぽど家康という人は人を信頼し、人から信頼されるお殿様だったのですね。
とにかく、そのように臣下を大切にした結果、浜松城の歴代の城主は幕府の要職に就いたものが多く、やがて出世城と言われるようになったそうです。
‥なんかすごく今の時代にも通じるものがありそうです。
それにしても、きちんと詳しくお話して下さったのにざっくりとしか説明できなくてすみません。。
他にも家康の人質時代の話とか色々結構な長い時間お話して下さって、正直、そんなに長く説明して下さるとは思いもしなかったのでびっくりしました。
天守閣の中は思いもかけず暑く、聞いている間汗が流れました。
そしてその方も同じように汗をかきながらお話して下さいました。なんか、申し訳ないくらい‥
ここまでお話下さるまでに沢山勉強されて、何人もの方にお話されてきたんだなあ、と思うと本当に感動すら覚えました。
すごく地元、浜松城と浜松を愛しておられるのが伝わってきました。
ふとギャラリー洛中洛外のことを考えました。
ギャラリーにも日本全国、いや海外からも観光客の方が来られます。
私たちはこの方のように、来て下さる方に懇切丁寧に対応できているだろうか、この方はしかもお仕事でなく、「ボランティア」なんです!
‥私ももっと京焼とか洛中洛外図とかを勉強し直して、初めて見る方にわかりやすく説明しないといけないなあ、と反省しました。
そんなことも考えた浜松城。
本当に浜松城に行って良かったです。
ボランティアの方、ありがとうございました。
皆さんも浜松城に行かれたら、ぜひボランティアの方からお話を聞いて見て下さい。
歴史好きな人ならきっと楽しいと思います。
その後、2階の浜松城歴代城主、そして浜松の歴史を見、3階の展望台に行って浜松市内を眺めました。
展望台は少し風が吹いていて気持ち良かったです。
浜松も暑いけど、京都よりは湿気が少ないのでまだ過ごしやすいと思いました。
あ、そうそう今浜松城では天守門を建設中です。来年の秋ごろには完成するみたいですよ。実際にあった天守門を再現するみたいで、これも楽しみですね。
さて、次回は竜ケ岩洞のお話。ここもものすごく奥の深いスポットですよ。
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