皆さん、元気ですか?
京都のギャラリー洛中洛外のスタッフKです。
昨日は京都では祗園祭の山鉾巡行が行われました。
お昼ごろ、他に用事があって烏丸通りあたりを車で通っていたら、こんな鉾が目に入ってきて、思わず写真を撮ってしまいました。
これは「孟宗山」。胴掛けが美しい!
原画は平山郁夫さんの絵によるもので、それを絹製のつづれ織りで作ったものだそうです。
これは2010年に新調されたものだそうです。
そしてなんと、この胴掛けを新調したのは200年ぶりだそうです。
どうりですごいきれい!今年でまだ3年目なんですね。
それにしても、素晴らしいです。感動的です。
よく祗園祭の山鉾のことを「動く美術館」といいますが、まさしくその通りです。
これは「砂漠 らくだ行」というタイトルだそうでこの絵は太陽の下、砂漠を進む一行を描いたもの。
裏側は月夜の下を進むらくだの一行を描いたものだそうです。
そちらも見たかった‥。
偶然にも素晴らしいものを見られて良かったです。
こうなると、この鉾が動いている姿も見たくなってきました。
来年、見に行こうかなあ‥。
ちなみに「孟宗山」は親孝行がモチーフとなっており、中国の二十四考の一人、孟宗が病気の母親が食べたいという筍を冬の雪山の中、探しに行き、とうとう見つけて母親に食べさせると、元気になったという話に基づいて作られた鉾です。
鉾の上に乗っているのは孟宗をあらわした人形です。
宵山には親孝行のお守りが授与されるそうですよ。
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