皆さん、こんにちは。
11月に入りましたね。ギャラリー洛中洛外では茶室を風炉から炉へと変えました。
右下のお釜の下に炭を置いてそれでお湯を沸かします。
鉄のお釜で沸かしたお湯は、ヤカンやポットで沸かすよりまろやかで美味しいんですよ。
とはいえ、残念ながら最近はここでお湯を沸かして、お茶を点てることはなく形だけになってしまっています‥が、また折を見てここで点てたお茶をお客様にお出しできたらなあ、と思っています。
その時はお知らせしますね。
さて、今日は味覚の秋に美味しいものを載せて使って頂きたいうつわをご紹介します。
竹村繁男作 「釉変り組皿」です。
その名の通りこの五種のお皿は一枚ずつ釉薬の種類が違います。
このきれいな黄色のお皿はひまわりの枝などを灰にした釉薬がかけられています。
珍しいのはこのお皿でなんとイチジクの灰から作られた釉薬です。
イチジクを載せたら合いそうですね。
これは釉薬を二重に掛けているお皿です。
他のお皿よりぽってりとしていて少し厚みがあり、手触りもいい感じです。
家族で好きなお皿を使うのもいいし、その日の気分に合わせて使っても楽しい五種のお皿です。
作品の詳細はこちら です。
また、ここで使われてている釉薬ですが、このように竹村さんは草木や花などを灰にして原料とされています。
それは私たちが聞いていると気が遠くなるような時間と労力がいる作業のように思えますが、またそれも楽しんで作ってらっしゃるのがすごいです。
竹村さんのインタビューがありますのでこちらも合わせてみて下さい。製作への思い、その過程などがわかって興味深いですよ。
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