皆さん、こんにちは。今日も竹村さん工房訪問記の続きをお送りします。
3回に渡ってきたこの訪問記、竹村さんの工房には2時間くらいの滞在時間でしたが、中身の濃い時間だったんだなあ、と思います。
さて、仕事場にやってきた続きです。
自然の炭からできた釉薬もバケツに入って置いてありました。
これが自然の灰からできた釉薬。ひまわり、ぶどう、杉の枝の炭です。それぞれ、色が違います。左の黄色いのがひまわりです。
この真っ黒いのが梅の灰。
また、焼き上がりの色もそれぞれ違うのも面白いですね。
実際に釉掛けをして下さることになりました。
湯呑をちょっと釉薬の中につけます。
湯呑の口元にちょっと釉薬がかかっています。これをどれだけ思い通りにかけられるかが難しいとおっしゃっていました。
釉薬をかけた後はこの大きな電気窯で焼く、ということです。
この電気窯は一度に湯呑250ケは焼けるといいます。
そして、このような作品が出来上がるのですね。
釉薬づくりから焼成までの行程を丁寧に納得いくまでされるという竹村さん。
陶芸作品は偶然にできるものも多い、というイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、竹村さんの場合、一つ一つの作品に出る色はこれしかない、というまでつきつめて出すため、そこに「偶然はありません」とおっしゃいます。
そこまでには気の遠くなるようなものづくりにかける時間と行程があったでしょうが、でも竹村さんはそれをまた重く感じず、すごく楽しんでおられるように思いました。
私も竹村さんの作品について初めて知ることも多く、とても実のある訪問でした。 竹村さん、ありがとうございました。
さて、この竹村さんの取材は、改めてギャラリー洛中洛外のHPの作家インタビューのコーナーで近日アップされる予定です。
どうぞ、お楽しみに!
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