皆さん、こんにちは。今日は、京都での年中行事として12月になるとニュース映像でよく取り上げられる「まねき」を見に行ってきました。
これは四条大橋の東にある南座で「吉例顔見世興行」という歌舞伎の出演者をひのきの板に名前を書いて掲げるという行事で、京都の年末の風物詩です。
私もいつも年末に南座の前を通りがかると、「ああ、もうこんな時期か」と師走の訪れを感じます。
←向かい側の通りから撮りました。
一番上をアップしてみると‥
「吉例顔見世興行」と書いてあります。
こんな上にタイトルが掲げてあるんですね。
そしてこれが出演する歌舞伎役者の名前が書かれた「まねき」です。
上が「坂田藤十郎」右下が「片岡仁左衛門」と書いてあります。ぎっしりと掲げられているのはお客さんがたくさん入るように‥との願いが込められているそうです。
そして、特別の墨で書かれているため、雨が降ってもとれないそうです。
その下には歌舞伎の場面でしょうか。絵が描かれたものが掲げられています。
いつも何気なく見ていた「まねき」も一つ一つ見ていくと本当に面白いですね。
江戸時代から始まったといいますから、歴史を感じます。
そしてこれは今でいう一つの広告の手法なんでしょうね。伝統と格式をとても感じつつ、人の目をひくという点では群をぬいています。
この「吉例顔見世興行」は12月26日までだそうです。それまで近くまで行かれる方は一度見てみられてはいかがでしょうか。
もちろん、本題の歌舞伎を見る方も楽しんで下さいね。
コメントする