こんにちは。突然ですが、ここギャラリー洛中洛外のある清水焼団地が今年五十周年を迎えます。
それを記念して今、京都文化博物館で「新天地を求めた京焼 清水焼団地五十年の歩み」と題して展示会が開かれており、昨日私も行ってきました。
京都文化博物館は中京区三条高倉にある博物館で、本館と別館があるのですが、別館がもと日本銀行京都支店だったレンガ造りのレトロな建物で遠くから歩いていってもすぐにわかります。ここは重要文化財に指定されています。
今回の展示会は本館の3階です。
清水焼団地というのは、もともと清水、五条周辺にあった清水焼の職人や陶業者などが場所の確保や登り窯の煤煙の問題などで山科に引っ越し、新しい京都陶業会の主要な工業団地として昭和36年に結成されました。
その頃の写真を見ると見渡す限り山と野原という風景で驚きました。今でもこのあたりは遠くに山々が望め、住宅街の横に田んぼや畑があるのどかな場所ですが、今から50年前というのは田んぼも畑もない野原だったとは‥と感慨も深かったです。
そんな場所で初めに住み始めた人々は本当に大変だったろうな‥と思いました。
展示会では仁清、乾山、木米などの作品から団地内の作り手たちの作品、清水焼ができるまでの展示、その他これから団地が未来に向かってどのように活動していくか、などを見ることができます。
改めて、ここ清水焼団地の歴史やどんな作品が作られているかを見ることができ、とても興味深かったです。なかなか、団地内にいてもあんなに色んな作品を見ることはできないので‥。
皆さんもどうぞ、見に行ってみて下さい。9月1日(木)?19日(月・祝)まで。詳しくはこちらをクリック→☆
ちょうど今、ここの文化博物館の4階で「江戸絵画コレクション展」(9月3日(土)?10月16日(日))も開かれています。こちらも見ましたが、とても面白かったので、皆さんもどうぞ、見て下さい。私の気に行った絵は円山応挙の「達磨図」です。目線がとても魅力的で何ともいえず惹きつけられました。ここのチケットを買うと自動的に3階の「清水焼団地展」も見ることができます。
文化博物館のH・Pは☆です。文化博物館の中には和小物のお店やおそばや豆腐・湯葉のお店などもあり、展示会を見た後はお買いものやお食事を楽しむこともできますので、ぜひどうぞ。
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