2011年9月アーカイブ

こんにちは。先日、ギャラリーから車で20分くらいのところの蕎麦懐石の店に行ってきたのでご紹介します。

そこは「春秋山荘 そば懐石|蕎麦 高月」というお店で、山科駅近くの毘沙門堂の奥にあります。

初めて行ったときは山道の途中で「本当にこんなところにあるの?」と不安に思い、お店へ電話してしまったくらい山の中にあります。

 

高月6.JPG毘沙門堂を左に折れ、こんな山道を行きます。

ここは登山道にもなっており、ずっと行くと大文字山へとつながっています。私は車で行きましたが、ちょっとしたハイキングがわりに歩いて来られる方もおられるようです。

 

高月3.JPG山道を行くこと数分、お店に着きました。

 

 

 

 

 

 

店の前には風情のあるお庭もありました。 高月2.JPG

 

 

 

 

 

昨日はお彼岸なのでお墓参りに行きました。

なんとなく、9月23日頃がお彼岸のような気がしますが、実は「お彼岸」とは9月23日が秋分の日の場合、23日を彼岸の中日として、9月20日が彼岸の入り、26日が彼岸明けというそうで、「お彼岸」とはこの7日間のことをいうそうなんですね。

そして、なぜこの「お彼岸」にお墓参りをするかというと、そもそも「彼岸」というのはあちら側の世界、その反対の私たちがいる世界は「此岸(しがん)」というらしいのですが、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考えられ、お墓参りをするようになったということです。

小さいころから何気なく行っていた「お彼岸」にお墓参りをするということもちゃんと意味があったのですね。

 

さて、お墓参り。

東福寺へ.JPG

 

この奥に見えるのが東福寺の「臥雲橋」です。あの紅葉で有名な通天橋と並行にある橋です。

うちのお墓はこの橋の手前のお寺にあります。

いつ来ても心落ち着くところです。

 

 

お参りをして境内を歩いていると、彼岸花ならぬ芙蓉が咲いていました。

芙蓉.JPG

彼岸花は、あの赤い色と形が奇抜すぎてなんだかちょっと怖い花のように思います。

この芙蓉を見てほっとしました。彼岸花には悪いですが‥。

 

お墓参りに行くとなんだか一安心します。こちらの気持ちの問題でしょうが、年を重ねるごとにお墓参りもきちんと行くようになりました。

おじいさん、おばあさんがよくお墓参りに行くのも(少し)わかるような気がします。

此岸(しがん)にいる私たちも彼岸に近くなるにつれ、彼岸にいる人に会いたくなるということなんでしょうか??

 

皆さん、こんにちは。台風も過ぎ、秋がやってきました。この間のあの暑かった日々がウソのように涼しく、朝晩はちょっと油断すると「寒い」と感じるくらいですね。

皆さんも体調には気をつけて下さいね。

 

さて、先日もここ清水焼団地で来る10月14日(金)から三日間行われる「清水焼の郷まつり」でのイベント情報をお知らせしましたが、その追加情報を。

今日は10月15日(土)に行われる「狂言」のご案内です。

18時30分公演開始。茂山良暢(しげやま よしのぶ)さん(能楽師大蔵流狂言方 1982年京都生まれ 茂山忠三郎家、四世忠三郎の長男)の「狂言」が行われます。当日どなたも見ることができます。(無料)

なかなか普段「狂言」を見ることはないのではないでしょうか。この機会にぜひ、お越しください。

そしてその公演直前に登場するのが「タナからイケダ」(吉本興業の47都道府県住み込み芸人の京都担当)。こちらもどうぞお楽しみに!

もちろん、夕方までは清水焼団地で郷まつりを楽しんでくださいね。

 詳しくはこちらへを見てください→

皆さん、こんにちは。
今日、スタッフの一人が'Cafe & Restaurant 再會'のケーキを買ってきてくれました。
いちじくのケーキ.JPG
←これです!
他にも、タルトタタンやシフォンケーキなども‥。
 美味しかったです。
 
 
この' 再會'というカフェはこのギャラリー洛中洛外から車で2?3分、歩いても15分くらいのところにあります。
 
うちに来られたお客様から「どこか食事できるところない?」と聞かれたら、必ずといっていいほどご紹介しています。
 
外観はちょっとヨーローッパの建物みたいでお庭もあり、とてもおしゃれなお店です。
お昼の時間帯にはランチもあって美味しいです。
 他にもカレーやハンバーグやサンドイッチ、アフタヌーンティーセットなどあってゆっくりお茶したりランチするにはとてもよいところです。
今の季節はお庭で食べることもできます。スタッフが行ってとても良かったといってましたよ!
 
アクセスは清水焼団地を南に新大石道を車で2.3分、左手にある蔦のからまる赤レンガの建物です。風見鶏の看板が目印です。
 
清水焼団地に来られたら、立ち寄ってみられてはいかがでしょうか?
 

稲穂.JPG稲穂2.JPG

 

 

 

 

 

 

皆さん、こんにちは。まだまだ残暑は厳しいですが、秋は確実にやってきています。

 

  

 

近くの田んぼの稲穂もびっしりと実って風に揺れています。

 

そろそろ収穫の季節ですね。夏の間は食欲がなくて、おそうめんばっかり‥という人も(かくいうこの私もですが)涼しくなって秋の食べ物が色々出回ってくるととたんにご飯も美味しくなってきますよね。

 

特に秋は新米の季節。サンマをおかずにいただくのも美味しいですね。

秋1.JPGとなると、ご飯茶碗などうつわにもこだわりたくなりませんか?

食事は味覚だけでなく見ても楽しむもの。

 

 

よかったら、自分のお気に入りのうつわを探しにギャラリー洛中洛外へ来ませんか?お店の案内はこちら→

10月14日(金)?16日(日)は清水焼の郷まつりもあります。

窯だし市や狂言、コンサートや時代劇ショーなど楽しいイベントもたくさん!詳しくはこちら→ 

秋はイベントも多くて楽しみな季節ですね。

 

こんにちは。昨夜はお月さまを見られましたか?

満月2.jpg確かに満月でしたが、見えたかと思えば、雲にかかって見えなくなったりして完全なる月夜というわけにはいきませんでしたね。

 

 

でもかえってその様子が幻想的でもありました。

(雲から現れたところを撮ってみました)

 

いつもはお月さまなんて意識していないのに、改めて見てみるとなんだか感傷的な気分にさせられる夜でした。 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。今日は中秋の名月ですね。今夜の月は6年ぶりの満月だそうです。

きれいなお月さまを見るのが楽しみです。

 

さて、今日はお月見にちなんで、こんな作品をご紹介します。

 

月兎茶碗.JPG山本雄次さんの    「月兎茶碗」です。

お月さまをバックに兎がのびのびと跳ねています。

 

 

月兎茶碗2.JPG跳ねてる兎の両脇には一羽ずつの兎が。

月兎茶碗3.JPG

 

 

 

 

月やすすきの金・銀がシックな華やかさを醸し出している作品です。

ところで、余談ですが日本では月に映る影を「餅つきをするうさぎ」といいますが、海外ではそれぞれ違うこと、ご存知でしたか?

ヨーロッパでは本を読むおばあさん、カニ、女性の姿、アラビアではライオン、中国ではカニやワニなどと国によって想像するイメージが違うそうです。面白いですね。

 

 

そして、ふたたび本題―お月見のお楽しみといえば‥月見団子。

 

月見だんご.JPG白い団子はこの時期収穫される里芋、あんこは月にかかる雲をあらわしているそうです。

 

  

 

月のきれいなお月見の夜、月見団子を食べながら「月兎茶碗」でお茶をいただく―一幅の絵のような風景が浮かびます。

 

皆様、楽しいお月見の夜をお過ごしください。月に何が映るか楽しみですね。 

 

 

 

 

 

こんにちは。台風一過で涼しくなったと思ったけど、また夏を思わすような暑い日が続いています。皆さん、体調はいかがですか?

 

さて、来る10月14日から16日までここ、ギャラリーのある清水焼団地内で      「清水焼の郷まつり」があります。

色んなイベントが行われるみたいですよ。新しいパンフレットも届きました。       こちら→

 

それによると‥もちろんメインは陶器市ですが、体験モノとしてはろくろ体験・玉露、煎茶の入れ方体験、これのみ要予約ですが利き茶(茶香服)体験 があります。

 

コンサート系では、昨年の楽陶祭に引き続き、たなかきょう・フラット♭の公演。

それからショー系では時代劇のショー・和太鼓や吹奏楽の京都橘大学の公演もあります。

 

それからそれから、グルメも美味しそう!例年に引き続きイノダコーヒーが京焼のカップで飲めたり、沖縄料理や今年初めての出店として文の助茶屋の甘味、和束のお茶スイーツが頂けます。

 

そして、グルメイベントとしては足踏み餅つきショー(足でお餅をつくんですよ!面白そう‥そしてつきたてのお餅も美味しそう‥)があったり、肉じゃが発祥の地、まいづるの肉じゃががふるまわれたりするようです。

 

そして私が個人的にグルメの中で気になったのは「きよまろ寿司」。

きよまろというのは清水焼団地のキャラクターなんですが、いったいどんなお寿司なんでしょう。興味をそそられます。

また、情報を集めておきますね!

 

‥とこんな風に色々と楽しそうなんで、私たちスタッフもちょっと覗いてみたいし食べてみたいです!

皆様、ぜひお越しくださ?い!

 

こんにちは。今日は9月9日「重陽(ちょうよう)の節句」。この日は三月三日の「桃の節句」や五月五日の「端午の節句」と同じ五節句のうちの一つです。

 

菊3.JPGこの節句は別名「菊の節句」といい、古来中国から伝わりました。

中国では菊の香りをうつしたお酒を飲んで長命を願うという風習がありました。菊は不老長寿の薬効があると信じられていたのです。

 

日本では、平安時代に宮中行事として、9月9日の前の日の夜、菊の上に綿を載せ9日の朝に菊の香りが移り、夜露がしみこんだその綿で体を拭い長寿を願ったそうです。

その後、明治時代までは庶民の間でも「重陽の節句」は行われていましたが、その後はだんだんと行われなくなってきたようです。

 

桃の節句や端午の節句はこどもの誕生や成長を祝ってお雛様やかぶとを飾ったりお孫さんに贈るという華やかなイベントがあるのに対し、この「菊の節句」のメインの菊は今では一年中見かけるし、そんなに貴重な花というわけでもなく、希少性が薄くなったからでしょうか。

 

私はそんな地味な「重陽の節句」が奥床しくていいと思います。それに健康に年を重ねることって本当に大切なことだと最近つくづく思います。

でも、今「重陽の節句」の正しい過ごし方ってどうするんでしょう。

聞いたところによると、お雛様をもう一度虫干しも兼ねて出し、自分たちの健康を願う「後の雛」という行事もこの日はあるそうですが。

 

 

DSC02693.JPGとりあえず、今年は菊の花を飾って健康を願い、そして菊の形をかたどった和菓子をいただくとしますね。 

 

 

 

(このお菓子は清水の茶わん坂にある局屋さんというお店のお干菓子です。上品な甘さで美味しいです)

こんにちは。ようやく暑い暑い夏が終わり、朝と夜は涼しくなりましたね。もう、秋ですね。(このブログの表紙も秋に模様替えしました)

 

さて、ギャラリーのしつらえもやっと秋になりました。

DSC02652.JPG

 

 

 

 

 

 

いつもテーブルを作るときはまず、布と折敷を決めたらそれに合うメインのうつわをギャラリー内をウロウロウロウロして探します。自分のイメージに合うものが決まったら、それに合う小鉢や箸置や小物なんかをまたウロウロして探します。このときがしんどいんだけど、楽しいという「楽苦しい」という感じです。

この時間が過ぎて全てが決まったら最後にお花を活けて完成!

だけど、この後もどこかでテーブルに合う小物を見つけたり、うつわが売れてしまって、変えたり、と少しずつは変化していきます。

さて、今回のテーブルのテーマは「ワインを楽しむ夕べ」メニューは(もちろん)ワインに合うお料理、具体的には‥これから、考えます!(遅いですね。ごめんなさい。でも、それを考えるのも楽しい)

 

ところで、以前購入した手ぬぐい、このテーブルでは使いませんでした‥(残念)。

また、別のシーンで使えるようにかんがえます。手ぬぐい.JPG

こんにちは。突然ですが、ここギャラリー洛中洛外のある清水焼団地が今年五十周年を迎えます

それを記念して今、京都文化博物館で「新天地を求めた京焼 清水焼団地五十年の歩み」と題して展示会が開かれており、昨日私も行ってきました。

京都文化博物館は中京区三条高倉にある博物館で、本館と別館があるのですが、別館がもと日本銀行京都支店だったレンガ造りのレトロな建物で遠くから歩いていってもすぐにわかります。ここは重要文化財に指定されています。

今回の展示会は本館の3階です。

清水焼団地というのは、もともと清水、五条周辺にあった清水焼の職人や陶業者などが場所の確保や登り窯の煤煙の問題などで山科に引っ越し、新しい京都陶業会の主要な工業団地として昭和36年に結成されました。

その頃の写真を見ると見渡す限り山と野原という風景で驚きました。今でもこのあたりは遠くに山々が望め、住宅街の横に田んぼや畑があるのどかな場所ですが、今から50年前というのは田んぼも畑もない野原だったとは‥と感慨も深かったです。

そんな場所で初めに住み始めた人々は本当に大変だったろうな‥と思いました。

展示会では仁清、乾山、木米などの作品から団地内の作り手たちの作品、清水焼ができるまでの展示、その他これから団地が未来に向かってどのように活動していくか、などを見ることができます。

改めて、ここ清水焼団地の歴史やどんな作品が作られているかを見ることができ、とても興味深かったです。なかなか、団地内にいてもあんなに色んな作品を見ることはできないので‥。

皆さんもどうぞ、見に行ってみて下さい。9月1日(木)?19日(月・祝)まで。詳しくはこちらをクリック→

ちょうど今、ここの文化博物館の4階で「江戸絵画コレクション展」(9月3日(土)?10月16日(日))も開かれています。こちらも見ましたが、とても面白かったので、皆さんもどうぞ、見て下さい。私の気に行った絵は円山応挙の「達磨図」です。目線がとても魅力的で何ともいえず惹きつけられました。ここのチケットを買うと自動的に3階の「清水焼団地展」も見ることができます。

文化博物館のH・Pはです。文化博物館の中には和小物のお店やおそばや豆腐・湯葉のお店などもあり、展示会を見た後はお買いものやお食事を楽しむこともできますので、ぜひどうぞ。

 

 

こんにちは。台風の影響で京都も今は雨と強い風が吹いています。ちょっと、外を歩いても何かが飛んできそうでこわいです。皆さんも気をつけてくださいね。

ちょっと前にTVを見ていたらタニタの社員食堂のメニューを芸能人夫婦が朝、昼、晩と一カ月食べ続けるという企画をやっていました。

タニタの社員食堂の話はちょっと前から話題ですよね。一日一食お昼を食べるだけで、何キロ痩せた、とか健康になったとかいう社員食堂です。

その企画の結果どうなったかというと、芸能人夫婦は二人で15キロ痩せ、そして何よりかつてないほど「体調がいい」そうなんです!

タニタのメニューは何が特徴かというとまず、材料の切り方

実は私も早速本を買って何品か作ってみたんですが、たとえば「きゅうりとわかめの和え物」なんていう珍しくないメニューもきゅうりの切り方が薄切りではなく、タニタでは「きゅうりを縦半分にして斜め切りにする」んです。

そうしたら、食べた時も薄切りの時より噛みごたえがあって満腹感が増すような感じがしました。それが狙いみたいで、野菜を多く取り入れて「噛む」ということを大事にしているようです。あとは肉なんかも脂身の少ないところを使ったり、魚も多く取り入れたり高野豆腐のような低カロリーの食材を多く使っています。

調理方法もフライパンの代わりに油を使わないトースターで調理するとか、だしをしっかりとることで塩分を少なめにするとか、色んな工夫をされています。

タニタの社員食堂のメニューも初めはカロリーばかりを気にして品数が少なく満腹感を得られない味の薄いものもあり、あまり社員の方から評判も良くなかったそうなんです。でも、「健康によくて美味しい食事」を目指し思考錯誤の末、今のように「美味しくて満腹感もあり、体にもいい」献立にたどりつき、こんなに世に知られるようになったそうです。

私は、健康は食からと思っており、なおかつ食べることが好きで料理も(まあまあ)好きなので「体に良くて美味しい」と聞くと試さずにはいられません。自分を含め家族の健康を預かっている身として、そして食事と大いに関係のある「うつわ」を扱う仕事をしている身として無関心ではいられません。(ちょっと格好良く言いすぎですね)

ただ‥そんなに格好良く言ってしまったけど、私はとても飽きっぽいのです。

今までも何かをやろうと思って本などを買ってしまうとそれで満足して実行しない、ということが多々あり‥。

この本の写真を見て下さい、ちゃんと付箋もつけてやる気が感じられるでしょう。でも、ちょっとだけやってみて思ったんですが、この献立を丸ごと真似しようと思うと材料を揃えたり手間がかかりそうな気が‥。

まあ、その材料の選び方や切り方、一汁三菜を用意するなど、いいな、と思った点をどんどん取り入れていこうと思います。皆さんも良かったら挑戦してみてください!

タニタ.JPG