こんにちは。先日、広隆寺に行ってきました。京都は右京区の太泰というところにあります。この広隆寺の裏側に太秦映画村があります。
広隆寺は、平安京遷都以前に建立された京都最古のお寺で、聖徳太子が建立されたという日本七大寺のひとつです。
ここは、ギャラリーにある洛中洛外図の陶板の中にも描かれています。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、右下の字は「うずまさ」と書かれています。
そして、どうやらこの三重の塔が広隆寺らしいのですが、現在の広隆寺には三重の塔など見当たりません。ちょっと調べてみたのですが500年前、これが描かれたころはあったらしいのです。
まあ、この広隆寺も建立されてから何度も火災にあって、そのたびに復興されてきているので変わるのも仕方ないかもしれませんね。
広隆寺は、国宝でもある弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう)があることでも有名です。皆さんも歴史の教科書で見たことがあるのではないでしょうか。
←これはパンフレットから。
前はもっと近くによって見ることができたらしいのですが、指を折られるという事件があったため、ちょっと遠目にしか見ることができなくなったらしいです。
それでもこの弥勒菩薩様のなんというか、神々しさ、美しさを感じることができました。
もとは金ぴかだったらしいのですが、今はこんな色になってしまっているそうです。(隣でタクシーの運転手さんがお客さんに説明しておられるのを私も横でこっそり聞いていました。よく、お寺などに行くとバスガイドさんが説明されていますよね。私はちょっと離れたところでその説明を聞くのが楽しいんです。まあ、ツアーに入って行けばいいんでしょうが‥)
私が一番印象的だったのは、身体の線がなんだかとても人間ぽいことです。そう思いませんか?
この方はお釈迦様にかわって苦しみ、悩みを救って下さる仏さまだそうです。有り難いことですね。
このポーズは「どのようにして、衆生の者たちを救おうか」と考えておられるお姿だそうですよ。
(この説明は運転手さんからではなく、パンフレットからです)
この弥勒菩薩様の人気が高いことがわかります。まだ見たことのない方で仏像に興味のある方はぜひ、見に行ってみて下さい。
(おまけ)
南大門前にいたら電車が通りました。嵐電です。
水木しげるの妖怪の絵が描いてありました。
なぜ嵐電に妖怪の絵が?何かいわれがあるのでしょうか?
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