こんにちは。お正月も過ぎ、もうすぐ小正月ですね。今日はギャラリーにある、洛中洛外図陶板から小正月風景をご紹介したいと思います。
これは、松永弾正という武将の邸前での風景ですが、
何か山のようなものをたてているのが見えます。
これは、「左義長」(さぎちょう)といって1月15日の小正月に行われた行事です。いまではどんど焼きとして残っているところもあります。
これは竹を絵のように組んで作ったもので、お正月に使った門松やしめ縄を入れ燃やします。
初めの画面の左下を見てみましょう。
羽根突き遊びをしていますね。右が女の子、左が男の子で、男女対抗戦をしているようです。
左義長もこの羽根突きも、もともとは無病息災を願う行事でした。そして、この羽子板もお正月が終わると上の左義長で焼く、という風習だったそうです。
今でも、15日にはあちこちの神社でお正月のしめ縄や去年のお札を燃やしています。五百年の時を経ても人々の無病息災を願う気持ちは同じですね。
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