洛中洛外図陶板

こんにちは。今日も二階の続きです。

二階入ってすぐ右側の壁には洛中洛外図の陶板があります。

 

稲刈りこれはその一部分。ちょうど今時分、季節は秋。

京都の堀川近く上京区あたりの稲刈りの風景です。 

腰をかがめて稲を刈る様子が丁寧に描かれています。

 

これがその全体です。

洛中洛外陶板 左右両方.jpg洛中洛外図屏風(上杉本)を京焼で復元したものです。

この上杉本というのは、もともと屏風で室町時代にあたる天正二年(1574)に織田信長が上杉謙信に贈ったものといわれています。作者は狩野永徳です。

原本は平成七年に国宝の指定を受け、米沢市が所有しています。

右隻と左隻からなり、両方とも24枚の陶板で構成されています。寸法は実物大で、両隻ともに高さ160・5センチ、横323・5センチです。

洛中洛外図はその名の通り、京都の洛中洛外を描いたものです。描かれている人数は2485人。製作は華やかな器づくりで定評のある土淵陶あん窯です。

詳しくは ギャラリー洛中洛外を見てください。 

約500年前の京都の人々がどんな生活をしていたか、どんな服装をし、どのような仕事をし、そして何を楽しみにしていたか、私たちスタッフでも何度見ても新しい発見があり、見飽きません。ぜひ、実物を見に来てください。

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